竹はイネ科の植物であり、4~6年で急成長します。
特に成長期には光合成を活発に行い、大量のCO2を吸収します。
しかし、成熟期を過ぎるとCO2の吸収力が低下し、逆に排出するようになります。
このため、竹を適切に伐採・活用することで、CO2削減に貢献することができます。
さらに、竹は多稈性であり、伐採後も再生力が強く、
枯渇しにくいサイクル資源です。
持続的な利用が可能なため、竹を資源として活用することは
環境保全にもつながります。
現在、日本各地で放置竹林が拡大し、竹害が深刻化しています。
竹は他樹木エリアに侵入し、他の樹木を枯死させるだけでなく、
根が浅いため土壌を脆弱にし、土砂崩れの要因となることもあります。
しかし、この竹を適切に管理・活用することで、
CO2削減と同時に環境保護にも貢献できるのです。